テスカトリポカ 佐藤究
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『テスカトリポカ』、いま読んでるけどめちゃくちゃおもしろい……久々の一気読み案件かもしれない 資本主義と神話がシステムとして重なるっていう目の付け所が本当に秀逸で、システムの中をどこまでも落ちていくような感じがたまらない ということで読んでみた
かんそう
正直、冗長だと感じたggkkiwat.icon
がテーマ設定は非常に興味深かった。
暗黒神と臓器売買の合体技の時点で軍配あがりって感じ
だからインタビュー記事がその解説的な感じでめちゃめちゃ面白かったのでクリップした
思想ドリブンだが傑作へ帰結できていないと感じた
グローバルな犯罪ネットワーク
スペイン語のコードネームかっこいい
麻薬密売人(ナルコ)
(それぞれの社会への認識を前提とした)原理主義への抵抗というところでいろんな概念が出てきてそうだと感じた。
人権・
でも、自己と他者というものを資本主義リアリズムというATフィールドでカバーしている限りは、それが壁となって絶対に向こうに行けない。ただその壁の向こうの、形のない時間が主体となる場所に行けたら、今とは全然違う世界になる。(略)。僕だけじゃなくて、ジル・ドゥルーズやミシェル・フーコーやベルクソンとか、そういうところにトライした哲学者の系譜はあるんです。 神に心臓を捧げる古代アステカの人身供犠と、利益のためには犠牲も厭わない現代の資本主義
信仰の最深部が社会構造の終焉部とシンクロして行くという妙ね。
この言葉でこうまとめるのねggkkiwat.icon
ミシェル・フーコーは18世紀の自由主義が今の資本主義の基盤になっていると言っている。彼は「世俗化」という言い方をするんですけれど、いろんな宗教とか思想の要素が俗になったというんです。ルネ・ジラールも、分身の最も世俗化した言い方が「同業者」なんだろうって言っている。だから人は同業者に嫉妬するし、憎いし足を引っ張ろうとする。それを読んで以来僕は、簡単に「同業者」って言葉を使わないようにしています。